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2011. 10. 06  
町民ら450人余りが熱心に耳傾ける
月尾東大名誉教授が一次産業の未来戦略説く
由仁町で岡野裕基金記念講演会シリーズ


岡野裕基金記念講演会シリーズの逓信協会文化講演会が
10月1日、夕張郡由仁町の文化交流館「ふれーる」で開かれ、
東京大学の月尾嘉男名誉教授が「一次産業を再生する未来戦略」と題して
農業を含む地場産業の将来図を語りました。

昨年に続く地方自治体との共催でしたが、会場には町民をはじめ
JPグループ各社の社員、OBら約450人が詰めかけ、熱心に聞き入っていました。

kouenkai_20111006101432.jpg

千歳空港には佐渡孝史本部長や由仁町役場関係者らが出迎え、
町役場の車で由仁町入りされた月尾さんは、英国風庭園として知られる
「ゆにガーデン」に隣接する体験農園併設のジンギスカンハウスでの
昼食会に臨みました。

tyuusyoku.jpg

竹田光雄町長や町との共催に尽力した退職者の会・郵雪会の瀬弘会長らから
歓迎の挨拶を受けた月尾さんは「北海道には毎年のように来ているが、
由仁は初めてだけに今回、講演する機会に恵まれてうれしい」と語りました。

午後1時30分からの講演会では、まず竹田町長が今回の共催に対する
逓信協会の配慮に感謝するとともに地元郵便局を含むJP各社の地域における
役割の重要性を強調、今後の連携に期待感を示しました。

講演の中で月尾さんは、北海道が日本の一次産業王国であることを
農業、漁業、林業ごとに数字を挙げて説明、その背景に自然や環境の犠牲があると
指摘しました。

さらにイングランドで始まった農業環境支払い制度、グリーンツーリズム、
フェアトレードなどの事例を引き合いに「自然環境を維持しながら継続できる
持続可能な一次産業を目指し、二次産業や三次産業と連携した六次産業に
変貌させる」という未来戦略の重要性を訴えました。

また、観光振興にも触れ、さまざまな画像や数字を駆使しながら里山の潜在価値、
佐渡と能登が認定された世界農業遺産を紹介、豊かな大自然の残る北海道の
多様な可能性などを説いていました。

講演を終えた月尾さんに来場者を代表して南空知郵便局長夫人会の平田茂代会長から
町特産のトルコギキョウなどを盛り込んだ大きな花束が贈られ、会場から盛大な拍手を
浴びていました。

hanataba.jpg

その後会場では地元農産物を中心にした「出来秋お楽しみ抽選会」が行われ、
空知総合振興局の武田裕二局長やそらち南農協の大友伸彦組合長らが当たり券を引き、
ジャガイモやリンゴ、納豆などのほか、昨年の文化講演会開催地の常呂郡置戸町から
提供された玉ネギが65人にプレゼントされました。



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